エルテメル刑務所

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エルテメル刑務所
正門
情報
事業主体 パイタフト市法務省
開館開所 1974年9月1日
改築 2010年9月1日
所在地 ヴァリブ連邦共和国パイタフト市エルテメル地域区Seures-yol 23-1-1
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エルテメル刑務所(パイタフト語:Eltemer-kamokhona)はヴァリブ連邦共和国パイタフト市エルテメル地域区Seures-yol 23-1-1にあるパイタフト市法務省が管轄する刑務所。北管区刑務局が管理している。エルテメル・エネルギーステーション地区にある。

政治犯刑務所として開業したが、その後一般犯罪者の為の刑務所に改築された。ただし2017年エルテメル義務教育学校襲撃事件では一時的に多くの政治犯が収容される事になっていた。

盲導犬の育成などの更正プログラムなどが用意されており、模範囚の場合は近くの老人福祉施設やハーバードホール(エルテメル地域区)などの公共施設、児童センターなどで奉仕作業をする囚人も多い。

概要

外観

パイタフト市エルテメル地域区に所在するパイタフト法務省最北端の刑務所。受刑者収容人数は550人。うち150人が女子であり、食堂や入浴施設は時間や日付を男女でずらして利用している。2010年9月にリニュアール工事が行われ、ガラス張りの現代的な外観に生まれ変わった。AIアプリや監視装置の発達、ロボットによる配膳、囚人のカウンセリングや盲導犬育成などの矯正、さらに収容者の2割を占める知的障碍者への出所後の福祉施設へのアクセスと斡旋などのプログラムが行われている。そのため最新鋭のデジタル刑務所と言われ、エルテメル科学博物館で技術展示が行われたこともある。

1974年1月1日に開設。元々は凶悪犯を収容する重刑務所であり、政治犯なども多く収容されていた。かつては死刑執行の施設があり、2003年4月30日にパイタフト市で最後の死刑執行(エルテメル夫婦拷問殺人事件)が行われた場所の一つ。現在執行に使用されたギロチンなどが人権博物館などに展示されている。パイタフト市エルテメル地域区にはエルテメル軍港エルテメル空軍基地に捕虜収容所やテロリストに対する軍収容施設が存在する。現在でもエルテメル公営団地エボラウイルスバイオテロ事件などの重要犯罪者が収容されている。

クランド首都大統領は2017年この刑務所に10万人の先住民を収容する提案をTwitterで行い、刑務所長がTwitterでそれを批判するという異例の事態が発生した。2017年エルテメル義務教育学校襲撃事件では抗議デモに参加した多くの活動家や市民、クランドに抗議する大林民子などの政治家、長田里奈などの少女シンガーソングライターがエルテメル地方裁判所のテパル・アソーイ判事の恣意的な実刑判決を受けて刑務所に収容された。彼らの多くが刑期半分程度で釈放されている。刑務所における開発独裁体制のイメージを一掃するためにリニュアールが行われたが、皮肉にもデジタルパルク事件の政治犯収容によってまた悪いイメージがついてしまった。

デジタルパルク事件における殺人

運動場

2017年3月にデジタルパルク事件が発生するとこの刑務所にもリアルヴァリブが乗り込んできた。刑務所職員はリアルヴァリブを追い返そうとするが、パイタフト警視庁が強制捜査という名目でリアルヴァリブを引き入れたとされ、さらにクランド首都大統領がそれを黙認する姿勢を取り、法務省の高官が刑務所長からの電話に「さぁな、市民はもっと怒っているようだぜ」などと状況を容認するような態度を取っていた事が判明している。リアルヴァリブは強姦容疑で15年の懲役刑で服役していたパイタフト新民主党の中央議会元議員の息子を見つけ出すとその場で死刑を言い渡し、無理やり死刑執行室に連行して拘束具に拘束し、消毒液を注入して殺害した。同じ手口で10人が殺害されたと考えられている。それをパイタフト警視庁の特殊部隊の警察は笑ってみていたという。

この殺人に関与したリアルヴァリブのメンバーはその後クランド首都大統領がリアルヴァリブ2017年エルテメル義務教育学校襲撃事件などの暴徒を非難するようになり、パイタフト警視庁がリアルヴァリブの暴挙に本腰を入れるようになると、全員がパイタフト警視庁に逮捕され、皮肉にもこの刑務所に服役する事になった。虐殺に関与した加害者は無期懲役から懲役15年程度までの期間服役する事になったものの、多くのメンバーは看守や公営団地の戦いで服役していたかつては虐殺すると言っていたダヤック族アッピ族の囚人に媚びへつらっていたのを学生デモに参加して服役していた学生は証言している。

構造

刑務所監房

広さは400平方メートルでありエルテメル・エネルギーステーションエルテメル軍港ザヴォート・ホナ公営団地エリアに囲まれた場所に存在する。周辺には軍需産業の工場も存在している。元々はコンクリートの外壁であったが、現在は三重のフェンスで囲まれている。全ての監房は独居房となっており、鉄格子ではなく強化ガラスなどが使用されている。監房にはテレビが設置されているほか、シャワーやトイレも完備されている。ただしこれらの設備はむき出しになっており、監視カメラによる監視が行われている。囚人の移動に伴う扉の開閉も遠隔操作で行われており、そのため囚人の移動に看守は帯同しない。

食事などはエルテメル・フェルメルで作られたセットメニューが自動配膳システムによって配られる事になっている。囚人の衣服はオレンジ色であるが囚人服にはICチップが埋め込まれており、その位置管理はAIが行っており、看守はAIの指示に従って脱獄を図ろうとする囚人を実力行使で捉える。さらに囚人の点呼はI-padによるアプリで行われている。廊下などには囚人が作ったアートなどが飾られている。これらのアートはハーバードホール(エルテメル地域区)などで展示される事もある。

また受刑者が懲役を行う場所では木工や溶接工場の他、自動車整備工場などもあり、レヴォから派遣されたインストラクターなどが指導に当たっている。また看守はエルテメル空軍基地エルテメル軍港の退役軍人が多い。

プログラム

刑務所食堂

BRTエルテメル集団痴漢事件などの重大な性犯罪者のカウンセリングプログラムはエルテメル・ティビーセンテルと提携して行われており、認知のゆがみの矯正などを目的としたミーティングなどが行われている。これらのカウンセリングによりこの刑務所を出所した性犯罪者の再犯率は20%以下とされている。教材にシモール・カフェラングのYouTube動画が使用されていた事が判明し、話題になった。

刑務所では盲導犬の訓練も行われている。盲導犬は監房で受刑者と一緒に暮らして面倒を見る。盲導犬の訓練は受刑者にも好評だという。これらの盲導犬は引退後に出所した服役囚に引き取られる事もあるという。これらは義務教育学校の道徳の教科書でも扱われている。

また模範囚は刑務所の外での社会奉仕も行われており、道路清掃などを行っている。またエルテメル地域区立第21義務教育学校におけるカフェテリアの食事作りなどを行う囚人などもいる。またエルテメル・フェルメルで農作業に従事する囚人もいる。なお刑務所が囚人1名を農場に置いてきぼりにして護送バスで帰ってしまう事件があったが、この囚人はボスポリス快速線BRTエルテメル3号線を利用して自分で刑務所に帰って来た。

プリズンダンス

刑務所ダンスが開催されており、囚人たちが運動場で一斉に日本のアニメソングに合わせてダンスを踊る企画がある。踊っているのはエルテメル病室性的暴行裁判で服役している男性などである。

死刑執行室

死刑執行室

エルテメル刑務所ではエルテメル夫婦拷問殺人事件以降死刑執行は行われず、パイタフト市において2003年9月1日に死刑制度が廃止された。そのため2010年に刑務所の建物をリニュアールする際に死刑執行室を建設しないとされていた。しかし当時のマクトム首都大統領は死刑制度復活に備えて死刑の執行室を設置するように命じた。これはエルテメル空軍基地エルテメル軍港などがある軍事都市であり、通常犯罪と違って廃止されていない戦時の死刑についてその執行場所をエルテメルに設定したのがその理由とされている。現在でも看守には死刑執行の訓練が行われている。また死刑執行の薬物注入ボタンは日本と同じようにダミーが2つあり、執行人の負担を緩和している。

2003年まではギロチンが死刑執行の方法として採用されていたが、2010年より執行室は薬殺刑に改められた。2016年9月にクランド首都大統領は死刑復活を公約に掲げて当選し、2020年5月に制度上は死刑が復活したが執行がないまま、2020年9月に執行停止のモラトリアムに入った。その後2021年9月に再度死刑制度は廃止された。なお、2017年エルテメル義務教育学校襲撃事件ではクランド首都大統領に扇動されたリアルヴァリブの構成員が刑務所内部に突入し、ゴレオ・アダムで強姦罪で懲役15年の刑を受けていた男ら10人について裁判では下されていない死刑判決を勝手に下して死刑執行室で次々薬殺にし、10人が殺害。さらにデモグループ内部での内ゲバで捕虜にした「反逆者」とされた構成員に勝手に死刑判決を下し、実際に執行という名目で死刑室を使った殺人行為が行われた。このように死刑廃止社会で作られた死刑執行室を暴徒が勝手に利用して自分たちの正義のもとに裁判によらない死刑を実行した事は大問題となった。ちなみに犯人は殺人に消毒液を使用している。

現在死刑執行室は人権資料施設として公開されており、エルテメル地域区立第21義務教育学校パイタフト市立エルテメル・テクノセイムなど地元の学生が見学しに来ることがある。

著名な収容者

刑務所の食事

エルテメル地方裁判所テパル・アソーイが社会通念上不可解な判決を出した結果、通常であれば無罪判決か執行猶予を受けるであろう市民が服役しているケースが特に2017年エルテメル義務教育学校襲撃事件デジタルパルク事件以降多く存在した。例えば長田里奈パイタフト警視庁に抗議してデモが行われたハーバード公園で路上ライブを開催した容疑で暴力扇動罪による有罪判決を受けた。彼らの多くは言い渡された懲役期間の半分程度で仮釈放を受けている。

一方で近年は2021年エルテメル日本人少女大量人身売買事件BRTエルテメル集団痴漢事件などの重大な性犯罪事件、さらにエルテメル公営団地エボラウイルスバイオテロ事件などのテロ事件などで服役する服役囚もおり、「エルテメル地域区のバスティーユ」というイメージはなくなりつつある。

アクセス

燃料電池式のエルテメルバス(デジタル公社)

BRTエルテメル3号線のEltemer-fan-muzey停留所より徒歩5分。BRTエルテメル3号線はボスポリス快速線エルテメル・デジタルプラザ駅ハヨット・デジタルモールなどのある繁華街に直通しており、15分程度でアクセスしている。またエル・デパルトメント・モール・エルテメル、エルテメル駅、エルテメルCBD、エルテメル・シビックセンテルにも直通している。ハーバードホール(エルテメル地域区)ハーバード公園ハーバード・スポルトセンテル・エルテメル、エルテメル科学博物館などがBRTエルテメル3号線の停留所周辺に存在する。BRTエルテメル3号線の本数は後述するレーン乗り入れエルテメルバス(デジタル公社)を除外すると日中おおよそ20分に1本程度となっている。

エルテメルバス(デジタル公社)は416、418系統がアクセスしており、Eltemer-kamokhona停留所から徒歩5分程度の場所にある。416系統はBRTエルテメル3号線のレーンを通ってハーバードホール(エルテメル地域区)前の停留所まで走ってくるEV電気バスで在り、停留所に充電設備が存在する。ボスポリス快速線エルテメル・デジタルプラザ駅ハヨット・デジタルモールおよびデジタル・パルクエルテメル軍港エルテメル漁港と直通する循環系統である。418系統はボスポリス快速線エルテメル・デジタルプラザ駅ハヨット・デジタルモール、418系統は上記と合わせてエルテメル・タルカティッシュセンテルエルテメル遺伝子研究所エルテメル空軍基地に直結する。両者合わせて停留所には20分に1本の運転がなされている。停留所周辺にはSEVEN-ELEVENマクドナルドなどの商業施設が存在する。

周辺区画

囚人がコンビニを利用することがある。

周辺はSeures通りのエルテメルバス(デジタル公社)停留所、FamilyMartマクドナルドなどの外資系店舗があるが、公営団地よりもザヴォート・ホナとエルテメル・エネルギーステーションの工場施設が多い。校区はエルテメル地域区立第21義務教育学校になっており、ザヴォート・ホナからも大勢子供たちが通学しているが、地区の通称がKamokhona(刑務所)と名付けられるほど地名として定着しており、よくジョークで「刑務所に住んでいる」と言われることがある。地区には2つ孤児院があり、彼らも刑務所のイベントに招待される。

また地区にはピラフセンテルエルテメル・カフェテルハマム・エルテメルなども存在し、エルテメル・エネルギーステーションの従業員などが利用している。ザヴォート・ホナにはイーバン・アダムと呼ばれる日系市民が多く居住している事でも知られる。

最新鋭の設備が充実している事、新しい建物が地区に威圧感を与えないデザインで設計されている事、刑務所自体が雇用を生み出している事から、住民の刑務所への反感などはない。これはデジタルパルク事件などで大量の政治犯が出ており、多くの団地部族の英雄とされる存在がこの刑務所で過ごしていた事が挙げられる。それでも開発独裁時代はダヤック族アッピ族に対する圧政の象徴であった。エルテメル地域区立第21義務教育学校の生徒を対象にした見学会やデジタルパルク事件の逮捕者の話を聞く愛国教育などのイベントが行われている。

関連項目