エルテメル地域区立第21義務教育学校

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エルテメル地域区立第21義務教育学校
情報
開館開所 1977年9月1日
所在地 ヴァリブ連邦共和国パイタフト市エルテメル地域区デジタル支区Fayzarbad-yol 15-3-7
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エルテメル地域区立第21義務教育学校(パイタフト語:Eltemer palatasining 21ch Majburiyat-Talim-Maktab)はヴァリブ連邦共和国パイタフト市エルテメル地域区デジタル支区Federal-yol 5にある義務教育学校。メイデン通り近くの公営団地にあり、移民の子息なども多く通学している。至近距離にエルテメル・ハフシズ・ユルがある。

概要

学校のカフェテリア

児童、生徒数2200、9学年で学年ごとに9クラス存在する。校舎内に食堂3つ、スタジアム式含むグラウンド3つ、体育館2つ、屋内プール、託児施設がある。サークルの顧問は外部委託であり、在学児童生徒には日系人も多く、日本語学級が9クラス存在する。学級によって生徒が分断されないように定期的なクラスマッチやゲーム大会が行われている。サークルとしては日本文化をルーツとする書道部や相撲部などが存在する。学校内にはカフェテリアが2つ、体育館が2つあり、広大な運動場を有している。また屋内プールを持つ。

学校自体はさくら通りエルテメル神宮などがある日系街区で有名な高層アパートが立ち並ぶエリアにあるが、西側はエルテメル・エネルギーステーションと呼ばれる工業地区に面している。広大な工業地帯を学区とする唯一の学校であり、主な通学者はBRTエルテメルが通るハーバード公園周辺の新興住宅地やジャモート・ホナに住む家庭、エルテメル軍港にある海軍基地の軍人家族が住む軍人団地からの通学者と、工業地区の工員宿舎からの通学者である。また校区には児童養護施設が4つ(アイク・スロッテル社など)存在し、そこから通っている者も多い。また本来であれば第16第20などの校区であるデジタル地区のジャモート・ホナに住む生徒(デジタル・パルクにあるデジタル・コンプレックスはそこだけで1300人の義務教育学校生徒がいる)が、2つの学校の施設上の理由からこの学校にBRTエルテメルで通学している。学校所在地は繁華街からやや離れ、周辺にはコスモマルト・エルテメルなどはない。

2006年に障害者福祉学校に認定され、知的障碍児や発達障害児を対象にした療育教室が設定された。また児童虐待被害を受けている本人や友人の相談を受けたりする専門のカウンセラーを常駐させている。

学校生活

図書館

日系移民(イーバン・アダム)や朝鮮系(ゴレオ・アダム)などの子息が移民として生活する場合、エルテメル地域区でほぼ最初にこの学校への進学が奨励される。この学校には移民の子供たちのためのパイタフト語のレクチャーやヴァリブ社会について教える難民児童教室が存在する。I-potを使用したデジタル教育が導入されており、授業においては同時通訳AIなどが導入されている。これによって多言語の児童生徒の教育の権利が確保されている。また発達障害児の療育教室も設置され、見過ごされがちな知的障害のない自閉症当事者が社会で生活する自信を持てるための教育システムが導入されている。将来設計の具体的イメージを持ちやすいように教育内容を変化させている。

1年生から4年生までは児童生徒は同じ教室で授業を受け、教師が教室を移動するシステムが導入されているが、5年生から9年生までは生徒が教師を移動するシステムが導入されている。事務室は存在するが、教職員は自分の教室に事務机を設置している。また教科書は学校から貸し出されるシステムで生徒が個人のロッカーを学校に持っている。また基本的に給食や弁当などの制度はなく、カフェテリアのビュッフェで食事を食べる事になっている(エルテメル・カフェテルが出店している)。いじめ対策の為にカウンセラーが常駐し、さらにAIシステムを使ったいじめ相談や周りがどのように助けを求めればいいかのシミュレーションをPC教室で学ぶことが可能である。トランスジェンダーが通報されてダボラス治療を受けさせられるというようなことはない。

環境

教室

ハーバード公園ハーバード・スポルトセンテル・エルテメルエルテメル科学博物館エルテメル・ティビーセンテルなどの公園文化施設、医療施設が近い。またエルテメル・カフェテルハマム・エルテメルピラフセンテルなども揃っており、子供たちの中には迎えに来た親と食事や入浴などを全て終え、自宅がある公営住宅ザヴォート・ホナには寝るために戻っているというパターンが多い。

またダヤック族などの部族社会では子供を迎えに来る親戚などが毎回違っている事も多く、警備員はアプリなどでダヤック族の子供にパスワードを決めてもらい、それを部族内で共有する事によって迎えに来る人などを特定している。

2021年に発生したクユズン・カリン事件の他、同年にはエルテメルバス車内で同じ女子生徒に30回以上集団痴漢をしていた男が少女の友人の13歳少女にナイフで刺されて死亡するなど、同一の学校で生徒が殺人事件を連続して発生させ、社会を震撼させる出来事があった。この問題の背景には2017年エルテメル義務教育学校襲撃事件デジタルパルク事件などで子供たちが「自分や友人の身を守るためには大人に助けを求めず、相手を殺すしかない」と考えるエルテメル・ミステクリク症候群があるとされている。2021年9月に日本人の教諭が5年生のクラスで「命の大切さを学ぶ」として子豚を飼育させようとしたが「イスラム教徒も多いのに不適切だ」「2017年エルテメル義務教育学校襲撃事件以降私たちに必要なのは命の大切さの教育ではなく、命をどのように守っていく教育だ」「私たちは警察官に殺されるところだった。豚がどうという前にもっと大切なことを教えてほしい」と子供たちから批判が相次いだ。また同僚の教師からも「この学校の子供たちは豚どころか人を殺している。今必要なのは『命を大切にしてくれない大人に対してどうすればいいか』ではないか」という批判が相次いだ。一方で学校では生徒主体で「虐待撲滅総力戦運動」が展開され、さらに学校側も「命の大切さ」ではなく「命を大切にしない大人に対してどのように対応するか」という教育を行い、生徒のケアに勤めている。

2021年に祝福の王国の二世信者の子供が突飛な勧誘活動やヘイトスピーチを親族や教団から要求された際は、二世信者を守るために生徒と学校が一丸となった事で知られた。ダボラス治療についてもトランスジェンダーを守ると学校で宣言している。

文化活動

体育館

エルテメル地域区立第21義務教育学校はハーバードホール(エルテメル地域区)などの文化施設が近く、2000-デジタルキッズと呼ばれる2000年代生まれの若者の動画配信者を多く輩出している事でも知られる。またハーバード公園ハーバード・スポルトセンテル・エルテメルにおけるスポーツ観戦の時間を多く設けており、エルテメルバスケットボールなどのジュニア部門における強豪でも知られる。イーバン・アダムゴレオ・アダムなどの移民が多い事から柔道や剣道、テコンドーなどのサークルも存在する。またエルテメル相撲などの同好会もある。

基本的にサークルの講師は学校が外部から雇う事になっており、教師の負担は減らされている。エルテメル空軍基地のバスケットボールサークルに所属していた退役軍人が講師をしていたり、パイタフト市立エルテメル・テクノセイムの生徒がアルバイトでアシスタントとしてつくことも多く、かつての母校でアルバイトをしている高校生も多い。これら義務教育学校における文化活動の講師のアルバイトはハーバードホール(エルテメル地域区)などで芸術活動やスポーツなどを行うアーティスト、アスリート希望の若者にとっては好都合なアルバイト先であり、さらにハーバードホール(エルテメル地域区)では講師になるための講習や保険加入などもすることが出来る。

イーバン・アダムゴレオ・アダムダヤック族アッピ族など多様な文化が混じり合った公営団地にあることもあって、民族交流プログラムなどの企画が行われ、特に日本文化はパイタフト人や先住民にも人気だという。

設備

プール

生徒数は1300人を超え、クラスは1学年当たり5程度存在し、1クラスの生徒は30人程度である。教室は空き教室を含めて50程度あり、また科学ルームや調理ルーム、音楽スタジオの他、体育館が2つ、運動場にはテニスコートや屋外バスケコート、児童用遊具が存在する。またマーシャルルームではエルテメル相撲や空手、アイラヨルなどの格闘技なども行う事が出来る。校舎内にはコスモマルト・エルテメルの共済売店やエルテメル・カフェテルが共同経営する食堂もある。トイレには貧困家庭の女子生徒の為に生理用品が置かれている。学校医が常駐し、さらにいじめ対策の為にカウンセラーも常駐している。また発達障害児のための療育室なども設置されている。また校内には25メートルの屋内プールも設置されており、水泳の授業などに使用されている。

図書室の面積は日本の高校の図書室の2倍で在り、ビデオ学習やPC検索なども可能である。またコミックなども大量に置かれている。図書室のイーバン・アダムゴレオ・アダムダヤック族アッピ族など多様な民族の移民や先住民の子供が痛覚している事もあって、図書には日本語の本(「探偵少女ミーシャ」の日本語版など)や日本で出版された児童文学があり、江戸川乱歩シリーズや「ズッコケ三人組」シリーズ、「パスワード探偵団」、「夢水清志郎事件ノート」シリーズなども置かれている。「はだしのゲン」などはパイタフト語や英語にも翻訳されている。

沿革

支区政府が入るデジタルプラザタワー1

パイタフト市デジタル支区では5番目の義務教育学校。地域区成立と同時に設立された。当時としては前衛デザインの都市学校のデザインが採用されている事でも知られた。エルテメル文化教育局が一括管理する義務教育学校であったが、2023年にエルテメル・デジタルプラザ駅HSTターミナル前のハヨット・デジタルモールのビジネスタワー1にあるデジタル支区政府が管理する予定。

  • 1977年9月1日:開校。
  • 2010年9月1日:校舎リニュアール工事完成。新コンピュータールーム設置。
  • 2017年9月1日:タブレット端末教育開始。
  • 2023年5月1日:反ワクチン団体Qの槍による襲撃事件が発生。エルテメル地域区立第21義務教育学校は児童に対するワクチン接種会場になっていた。
  • 2023年9月1日:エルテメル・デジタルプラザ駅HSTターミナル前のハヨット・デジタルモールのビジネスタワー1にあるデジタル支区政府が管理する予定。

アクセス

エルテメルLRT

BRTエルテメル4系統の停留所からも距離としては近いが、停留所がエルテメル軍港の軍人団地の内部にある為、一般客は乗降出来ない。軍人団地からはスクールバスが出ている。公営団地エリアにも朝には黄色い循環バスが出ており、公営団地SEVEN-ELEVENマクドナルドコスモマルト・エルテメルピラフセンテルエルテメル・カフェテルが集積しているエリアに停車する。これらのスクールバスは「黄色いバス」を意味する「セリクブス」と通称される事が多い。この黄色いバスはヘイトクライムの対象にならないように部族民兵が自発的に警備誘導などを行っている。

自転車通勤やローラーブレード通勤を行う生徒も多く、公営団地ザヴォート・ホナの通りには自転車やキックボードなどのレーンが整備されている箇所も存在する。

エルテメルLRT4号線エルテメル・オズドリクスタジアム駅より徒歩10分でアクセス可能である。特急HSTターミナル、ボスポリス快速線エルテメル・デジタルプラザ駅ハヨット・デジタルモールがある繁華街からはBRTエルテメル3号線で15分程度である。停留所にはSEVEN-ELEVENコスモマルト・エルテメルピラフセンテルエルテメル・カフェテルハマム・エルテメルバリコシなどの商業施設があり、そこから公営団地ザヴォート・ホナのエリアを歩くことになる。エルテメルバスの423系統20ch maktab-oldin停留所より徒歩5分でアクセス可能で、バス停留所前にもSEVEN-ELEVENなどがある。

学校周辺

ハヨット・デジタルモール

学校周辺は普通の公営団地ザヴォート・ホナであり、SEVEN-ELEVENマクドナルドコスモマルト・エルテメルピラフセンテルエルテメル・カフェテルハマム・エルテメルなどの商業施設はBRTエルテメル3号線の停留所周辺に集積している。そのため学校周辺は閑静な住宅地である。一部緑道などが整備されている。ハルク・レスプ支持者が非常に多い事でも一部では有名。エルテメルLRTBRTエルテメルエルテメル・デジタルプラザHST駅ハヨット・デジタルモールと直結し、ショッピングモールやシネマコンプレックスが集積している。学校の近辺にもアニメ聖地としても知られるオウム通りが存在している。

交通停留所付近の商業施設は学校終わりの子供たちやその親が入浴や食事などを済ませることが多い。特にハマム・エルテメルなどの入浴施設では子供たちが放課後にコミュニティ単位や友人単位で遊んでおり、休憩室でテレビを見たり入浴を済ませたりする様子が見られる。これらのグループは5年生から9年生が多いが、上級生が下級生の面倒を見ているケースも多く、それはサークルや団地部族単位だったりする。子供たちの安全のためハマム・エルテメルではパイタフト市立エルテメル・テクノセイムの高校生を監視員として雇っており、また水深の関係上子供が入浴できるスパを制限している。ピラフセンテルも子供たちが10人単位で1つのテーブルを占拠している様子を見ることが出来る。周辺のSEVEN-ELEVENの店舗ではコミック雑誌などを多めに入荷しているほか、アダルト雑誌などの店頭販売をやめている。

学校周辺では学校の生徒自身を除いてビラ配りなどをすることが禁止されているほか、エルテメル・シビックセンテルがカルト認定をした祝福の王国やエホバの証人、統一教会などは布教活動が禁止されている(大通りスクエア1つ分)。

その他

児童の家庭状況

巨大団地

パイタフト市エルテメル地域区は基本的にはオイルマネーや金融、ハイテク産業で非常に豊かな地域区だがデジタル支区に関してはエルテメル・デジタルプラザ駅HSTターミナルやハヨット・デジタルモールがある中央業務地区を除きほとんど富裕層がおらず、とりわけエルテメル地域区立第21義務教育学校の学区は公営団地に住む低所得者が多く、またその多くが移民である。移民でもロシア・アダムは比較的高所得であるが、イーバン・アダムゴレオ・アダムなどは低所得家庭が多く、また日系市民の家庭は6割以上が母子家庭、または子供だけが孤児院で生活している状況である。朝鮮系の家庭も多くはパイタフト都心部や豊かなエルテメル地域区のシタデル支区に住む韓国系とは違い、北朝鮮にルーツを持ち、あまり資本主義社会では成功していない。

多くの保護者はメイドやコンビニ、フードコート(特にSEVEN-ELEVENマクドナルド)、介護現場で働いている家庭が多いが、最低賃金1500V$(1600円、非定型発達者でも1000V$)という待遇とパワハラやセクハラには厳しい社会状況、さらに公営団地の家賃の安さなどは、北朝鮮や日本での生活水準よりはるかにマシであり、多くの日本からの移民は子供の環境が良くなったとアンケートに答えている。またパイタフト人などの雇用主も日本からの移民の働きぶりや待遇要求の低さなどを評価しており、介護、保育、医療、教育などの分野は日系市民なしでは成立していない。

民族

ロシア聖堂

多民族の児童が通う学校としても知られ、生徒のうちパイタフト人はわずか3割程度であり、イーバン・アダムゴレオ・アダムがそれぞれ全体の2割、1割を占める。ダヤック族アッピ族ロシア・アダムもそれぞれ1割を占めており、ベトナム系、ウズベキスタン系、英国系、ソマリア系なども多い。華僑やインド系はシタデル支区に多く、デジタル支区にある21学校においてそれほど多いわけではない。

問題は教師であり、日本語教室の教師は全員が日本出身の日系1世で占められており、その理由として日本における教師の待遇が悪く、生活や家庭が崩壊するレベルで勤務しなければならず、日本人教師にとってはパイタフト市エルテメル地域区デジタル支区の最も貧しいエリアの学校ですら日本の学校よりも圧倒的に環境が良い事が挙げられる。そのため日系2世などパイタフト語や英語が堪能な日系教師はイーバン・アダムの教室以外を担当する事が多い。生徒数が多く、イーバン・アダムの日本語学級の生徒だけで日本の普通の小中学校の生徒人数に匹敵する。そのためヴァリブ連邦共和国パイタフト市エルテメル地域区デジタル支区公営団地に日本の小中学校が出現したような形になっている。

日本語学級では給食制度がないこと以外は教室の後ろに習字が貼られているなど、日本とあまり変わらない授業風景を見る事が出来る。また食堂にも日本食であるカレーやハヤシライス、おにぎり、焼きそば、手巻き寿司などが置かれており、これはパイタフト人など現地の子供にも人気で、日本文化が現地の公営団地に受け入れられているという。

関連項目