エルテメル歴史博物館
エルテメル歴史博物館(パイタフト語:Eltemer Tarix Muzey)はヴァリブ連邦共和国パイタフト市エルテメル地域区Imperator-yol 5にある歴史博物館。
パイタフト語 | Eltemer Tarix Muzey |
所在地 | ヴァリブ連邦共和国パイタフト市エルテメル地域区Imperator-yol 5 |
開館 | 1983年9月1日 |
概要
エルテメル地域区市街地の旧市街、シタデル・メイデンの近くに位置し、付近にはブッダタワーやエルテメル・モスクなどの名所もある。一部旧市街の城塞の建物(ドラムタワー)を利用した博物館で、2017年9月に内部のリニュアールが行われている。帝国時代の宝物や経典、仏像、先住民の文化などが展示されている。博物館敷地内には庭園があり、都市部のオアシスとなっている。この敷地は歴史ドラマのロケに使用される。
先住民のダヤック族やアッピ族のミイラが多く展示されているが、開発独裁時代に先住民の墳墓からパイタフト市文化教育省の調査隊が盗掘したものである。しかしダヤック族の族長は「土の中にいるよりもみんなが会いに来てくれる方が先祖も楽しいだろう」と返還を求めない意思を表明している。
新型コロナウイルス流行で2020年5月より臨時休館中である。
展示
仏像や経典以外では陶磁器、およびガラス細工の展示などでも知られている。これらは帝国時代にパイタフト人が持ち込んだもので、豊かな木材と素材を利用して芸能である陶芸やガラス細工などの技術が発達したものである。半分程度は中央博物館で展示されているが、歴史的に重要な多くの国王が歴史博物館に展示されている。
その中のドラゴン・セラミクは日本のテレビ番組「なんでも鑑定団」に出品された結果、ヴァリブ帝国時代の陶芸家のナイラル・エラトによるものである事が判明し、1億6000万V$という高値が付いた(出品した僧侶は贋作だと思って本人評価額を100万円にした)。日本では美術品の国外持ち出しは制限されており、日本とヴァリブの外務省で会談がなされている。博物館ではそのときの番組映像が液晶テレビで繰り返し流されている。
案内
入館料は12歳以上100V$。軍人と11歳以下の子供は50V$。営業時間は9時から18時。
アクセス
エルテメルLRT1号線、BRTエルテメル1号線:シタデル・メイデン停留所。
関連項目
- パイタフト市の博物館